スポンジケーキを焼いたとき、「表面にひび割れが…」「型から出すときに割れてしまった…」そんな経験はありませんか?ふわふわに仕上げたいのに、なぜ割れてしまうのか。
このページでは、スポンジ生地が割れる主な原因と、失敗を防ぐためのポイントを、製菓初心者にもわかりやすく解説します。
ロールケーキのスポンジが割れた場合
生地の乾燥が原因
ロールケーキを巻くときにスポンジ生地に亀裂が入るのは、焼き上げる際や冷ます際に生地が乾燥し、しなやかさを失ってしまうためです。
対処方法
対処法① 高温で短時間で焼く
ロールケーキのスポンジ生地は、天板いっぱいに薄く広げて焼くため、他のケーキよりも高さが低く、表面積が大きくなります。
そのぶん、焼成中に水分が蒸発しやすく、スポンジが乾燥しやすいという特徴があります。
特に、焼く温度が低すぎて焼成時間が長くなると、生地が過度に乾燥し、巻くときにひび割れる原因になります。
対処法② 生地を冷ます時は紙をかける
プレートで薄く焼いたロールケーキのスポンジ生地は、表面積が広いため、オーブンから取り出して冷ます間に水分がどんどん蒸発し、乾燥しやすくなります。
ロールケーキの場合
生地に少し温かさが残っているうちに、ビニール袋に入れて密閉しておくと、水分が保たれてしっとりとした状態になり、巻きやすくなります。
もっと良くする!Point
スポンジ生地よりも一回り大きな紙(オーブンペーパーなど)を生地の下に敷き、巻き始めの部分に紙の下から定規を差し込むのがポイントです。
定規で紙ごと生地を持ち上げるようにして優しく巻いていくと、割れにくく、きれいなロールケーキに仕上がります。